2008年04月11日 23:38
バリッ。
突然の物音に、睡魔が吹き飛ばされた。
深夜の友人宅には、友人と私と友人の愛猫の三名のみ。
音のした方を見ると、本棚の下部に真新しい引っ掻き傷が出来ている。
猫を見ると、友人の膝の上で丸くなっている。
不意に、その猫が顔を上げた。
私と友人はその視線の先にある本棚を見た。
バリッ。
バリッ。
バリバリバリバリッ。
下から上へと、本棚に引っ掻き傷が刻まれてゆく。
見えない猫が爪を立てて、その本棚をよじ登っていくかのように。
「よくあるんだよ」
友人は平然とした顔で言った。
彼の愛猫は二代目にあたる。
本棚の上がお気に入りだった初代は、まだそこにいるらしい。
(超-1 2008/「爪痕」より)
突然の物音に、睡魔が吹き飛ばされた。
深夜の友人宅には、友人と私と友人の愛猫の三名のみ。
音のした方を見ると、本棚の下部に真新しい引っ掻き傷が出来ている。
猫を見ると、友人の膝の上で丸くなっている。
不意に、その猫が顔を上げた。
私と友人はその視線の先にある本棚を見た。
バリッ。
バリッ。
バリバリバリバリッ。
下から上へと、本棚に引っ掻き傷が刻まれてゆく。
見えない猫が爪を立てて、その本棚をよじ登っていくかのように。
「よくあるんだよ」
友人は平然とした顔で言った。
彼の愛猫は二代目にあたる。
本棚の上がお気に入りだった初代は、まだそこにいるらしい。
(超-1 2008/「爪痕」より)




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