2008年03月31日 10:59
ホテルのユニットバスの洗面台で手を洗っている時、異様な気配にその手を止めた。
室内を見回すと、浴槽の端に置いてあったタオルが目に入った。
シャワーを浴びた時に使い、無造作に広げて置いておいたタオル。
そのタオルの表面が蠢いている。
その表面は上下動し、皺が顔のような凹凸に見えるせいもあって、ゆっくり呼吸しているかのようだ。
不思議に思い、確認しようと顔を近づけると。
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ。
その裏を無数の小虫が這いずるように、タオルの表面が細かく蠢いた。
「きゃっ!」
思わず悲鳴を上げて仰け反った。
心配した友人が、入り口のドアをあけて顔を覗かせたが、曖昧に答えることしかできなかった。
(超-1 2008/「タオル」より)
室内を見回すと、浴槽の端に置いてあったタオルが目に入った。
シャワーを浴びた時に使い、無造作に広げて置いておいたタオル。
そのタオルの表面が蠢いている。
その表面は上下動し、皺が顔のような凹凸に見えるせいもあって、ゆっくり呼吸しているかのようだ。
不思議に思い、確認しようと顔を近づけると。
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ。
その裏を無数の小虫が這いずるように、タオルの表面が細かく蠢いた。
「きゃっ!」
思わず悲鳴を上げて仰け反った。
心配した友人が、入り口のドアをあけて顔を覗かせたが、曖昧に答えることしかできなかった。
(超-1 2008/「タオル」より)






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