2008年04月14日 01:27
優希ちゃんの毎日の楽しみは、大好きなおばあちゃんとのお散歩。
小さな手をしわしわの温かい手が優しく包んでくれる。
丸まった小さな背中に付いていくのが、とても好きだった。
「今日はあかん」
ある日、おばあちゃんは彼女にそう言った。
何度も付いていくとせがんだが、真剣な表情をしたおばあちゃんは、それを聞き入れてくれなかった。
そして泣きわめく彼女を残し、家を出て行った。
それが、おばあちゃんの背中を見た最後だった。
いつもの散歩道の途中での、交通事故だった。
今振り返ってみると、おばあちゃんは何かを悟っていたのではないだろうか。
ならば何故、散歩に出たのか。
優希さんが大人になってからも、それだけが未だにわからないでいる。
(超-1 2008/「今日はあかん」より)
小さな手をしわしわの温かい手が優しく包んでくれる。
丸まった小さな背中に付いていくのが、とても好きだった。
「今日はあかん」
ある日、おばあちゃんは彼女にそう言った。
何度も付いていくとせがんだが、真剣な表情をしたおばあちゃんは、それを聞き入れてくれなかった。
そして泣きわめく彼女を残し、家を出て行った。
それが、おばあちゃんの背中を見た最後だった。
いつもの散歩道の途中での、交通事故だった。
今振り返ってみると、おばあちゃんは何かを悟っていたのではないだろうか。
ならば何故、散歩に出たのか。
優希さんが大人になってからも、それだけが未だにわからないでいる。
(超-1 2008/「今日はあかん」より)




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