2008年04月14日 01:35
その夜、友田さんはベランダに出て、冬の夜空を見上げていた。
オリオン、シリウス、エリダヌス、ユニコーン……。
くっきりと輝く、それらの冬の星座を眺めていると、その下に奇妙なものを見つけた。
シリウスの真下に位置する、道路向かいにある五階建てのマンション。
その屋上に、何かが蠢いている。
二メートル前後の、巨大な細い線で形成された物体。
針金で作られた、カマキリやムカデのようなもの。
それが、蠢いている。
友田さんが見守る中、それは給水タンクをよじ登りはじめた。
やがて、給水タンクの上に辿り着いたそれは、彼女の方を見た……ような気がした。
嫌な予感がした彼女は、素知らぬふりをしながら部屋に戻り、カーテンを閉めた。
翌日、ベランダから見えるそのマンションの屋上には、給水タンクがあるだけだった。
(超-1 2008/「異形」より)
※せんべい猫より
原典の中には、友田さんの性別を示唆する記述がなかったのですが、文章の構成上、女性に置き換えて書き進めました。
もし友田さんが男性でしたら申し訳ありません。
オリオン、シリウス、エリダヌス、ユニコーン……。
くっきりと輝く、それらの冬の星座を眺めていると、その下に奇妙なものを見つけた。
シリウスの真下に位置する、道路向かいにある五階建てのマンション。
その屋上に、何かが蠢いている。
二メートル前後の、巨大な細い線で形成された物体。
針金で作られた、カマキリやムカデのようなもの。
それが、蠢いている。
友田さんが見守る中、それは給水タンクをよじ登りはじめた。
やがて、給水タンクの上に辿り着いたそれは、彼女の方を見た……ような気がした。
嫌な予感がした彼女は、素知らぬふりをしながら部屋に戻り、カーテンを閉めた。
翌日、ベランダから見えるそのマンションの屋上には、給水タンクがあるだけだった。
(超-1 2008/「異形」より)
※せんべい猫より
原典の中には、友田さんの性別を示唆する記述がなかったのですが、文章の構成上、女性に置き換えて書き進めました。
もし友田さんが男性でしたら申し訳ありません。






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