2008年04月15日 00:58
アパートに遅く帰宅した沖さんは、翌朝出す為のゴミ袋を玄関先に持って出た。
時刻は午前一時を回っていた。
玄関先に置かれたごみ箱を開け、ゴミ袋をその中へ放り込んだ時、深夜の歩道にふと目をやった。
『へ』の字型に広げて伏せられた新聞紙が、歩道の奥からやってくる。
新聞紙を頭の上に被せた誰かが、ひょこひょこ歩いてくる。
やがて、それは街灯の下に姿を現した。
灯りに照らし出されたのは新聞紙だけだった。
空中に浮いた新聞紙は、ひょこひょこと上下に揺れながら、沖さんの前を通り過ぎ、闇の中に消えていった。
(超-1 2008/「かぶりもの」より改題)
※せんべい猫より
この話の原題は「かぶりもの」という題名でしたが、怪談としての焦点が新聞紙よりもその下の見えないものに照準が置かれており、読者の想像にゆだねる部分がかなり大きくなっていました。
リライトにあたり、想像部分よりも実際に発生している新聞紙の奇妙な動きに焦点を定め、その下の見えないものにかんする記述を最低限にとどめ、題名も「新聞紙」と改めさせていただきました。
改題についてご理解いただければと思います。
時刻は午前一時を回っていた。
玄関先に置かれたごみ箱を開け、ゴミ袋をその中へ放り込んだ時、深夜の歩道にふと目をやった。
『へ』の字型に広げて伏せられた新聞紙が、歩道の奥からやってくる。
新聞紙を頭の上に被せた誰かが、ひょこひょこ歩いてくる。
やがて、それは街灯の下に姿を現した。
灯りに照らし出されたのは新聞紙だけだった。
空中に浮いた新聞紙は、ひょこひょこと上下に揺れながら、沖さんの前を通り過ぎ、闇の中に消えていった。
(超-1 2008/「かぶりもの」より改題)
※せんべい猫より
この話の原題は「かぶりもの」という題名でしたが、怪談としての焦点が新聞紙よりもその下の見えないものに照準が置かれており、読者の想像にゆだねる部分がかなり大きくなっていました。
リライトにあたり、想像部分よりも実際に発生している新聞紙の奇妙な動きに焦点を定め、その下の見えないものにかんする記述を最低限にとどめ、題名も「新聞紙」と改めさせていただきました。
改題についてご理解いただければと思います。






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