2008年04月21日 03:39
木下さんは、駅前で友人を待っていた。
目の前には、人の行き交う交差点が見える。
その中に、何かがくねくねと蠢いている。
人影がまばらになった時、その正体がわかった。
ぴっちり七三分けをした四十代くらいの無表情な男が、『気をつけ』の姿勢のまま、左右に揺らめいている。
その揺れ方は骨格を無視した、気持ち悪い動き方だった。
木下さんの目の前で歩行者信号が赤になり、走り出した車が次々と彼を轢いていく。
しかし、男はそんなことも気にせずに、白いブリーフ一丁でくねくねと揺らめき続けていた。
(超-1 2008/「くねくね」より)
目の前には、人の行き交う交差点が見える。
その中に、何かがくねくねと蠢いている。
人影がまばらになった時、その正体がわかった。
ぴっちり七三分けをした四十代くらいの無表情な男が、『気をつけ』の姿勢のまま、左右に揺らめいている。
その揺れ方は骨格を無視した、気持ち悪い動き方だった。
木下さんの目の前で歩行者信号が赤になり、走り出した車が次々と彼を轢いていく。
しかし、男はそんなことも気にせずに、白いブリーフ一丁でくねくねと揺らめき続けていた。
(超-1 2008/「くねくね」より)






コメント
コメントの投稿