2008年04月29日 01:13
父は以前、墓に関わる仕事をしていた。
ある日、彼は同僚数人とともに、ある墓地へ作業に向かった。
作業を終えたことにはすっかり日が落ち、同僚は帰っていった。
墓地にある宿泊施設に泊まったのは、彼ひとりだけだった。
疲れもあって、彼はすぐに眠りについた。
真夜中、彼は部屋を流れる冷たい空気と人の気配に目を覚ました。
すると突然、背後から彼の身体が羽交い締めにされた。
首だけを動かしどうにか振り向くと、そこには青白い顔をした白装束の女の姿があった。
その両手で彼の身体を抱き込むように締め付けると、口元を彼の首筋に近づけ、つーっと舌を這わせた。
彼は気を失った。
気付いた時には、女の姿は消えていた。
女に舐められた首筋には火傷のような痕が残り、彼はそれから三日三晩高熱にうなされた。
熱が引き、体調が回復しだした頃には、その痕は跡形もなく消えていた。
(超-1 2008/「舌」より)
ある日、彼は同僚数人とともに、ある墓地へ作業に向かった。
作業を終えたことにはすっかり日が落ち、同僚は帰っていった。
墓地にある宿泊施設に泊まったのは、彼ひとりだけだった。
疲れもあって、彼はすぐに眠りについた。
真夜中、彼は部屋を流れる冷たい空気と人の気配に目を覚ました。
すると突然、背後から彼の身体が羽交い締めにされた。
首だけを動かしどうにか振り向くと、そこには青白い顔をした白装束の女の姿があった。
その両手で彼の身体を抱き込むように締め付けると、口元を彼の首筋に近づけ、つーっと舌を這わせた。
彼は気を失った。
気付いた時には、女の姿は消えていた。
女に舐められた首筋には火傷のような痕が残り、彼はそれから三日三晩高熱にうなされた。
熱が引き、体調が回復しだした頃には、その痕は跡形もなく消えていた。
(超-1 2008/「舌」より)




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