2008年04月10日 01:16
その夜、不意に藤谷さんは目を覚ました。
起き上がろうとしたが、体を動かすことが出来ない。
遠くから、金物をすりあわせる音を響かせながら、足音が近づいてくる。
その音は彼女の枕元で止まった。
がしゃっ。
何かが座る音に視線を向けると、そこには鎧武者がいた。
顔当ての奥は深い闇で、その表情は窺い知れない。
だが、何故だか怒られているような気がした。
怒りではなく、父親に説教されているような感じ。
彼女は気を失った。
「それが新婚初日、新居での話。
それからあそこを出るまでの約一年間、ずーっと続いたんだから」
「へー、そんなの出てたんだ」
「あんたはグーグー寝てたじゃない」
すぱーん!
藤谷さんは鈍感な旦那の頭を叩いた。
(超-1 2008/「説教」より)
起き上がろうとしたが、体を動かすことが出来ない。
遠くから、金物をすりあわせる音を響かせながら、足音が近づいてくる。
その音は彼女の枕元で止まった。
がしゃっ。
何かが座る音に視線を向けると、そこには鎧武者がいた。
顔当ての奥は深い闇で、その表情は窺い知れない。
だが、何故だか怒られているような気がした。
怒りではなく、父親に説教されているような感じ。
彼女は気を失った。
「それが新婚初日、新居での話。
それからあそこを出るまでの約一年間、ずーっと続いたんだから」
「へー、そんなの出てたんだ」
「あんたはグーグー寝てたじゃない」
すぱーん!
藤谷さんは鈍感な旦那の頭を叩いた。
(超-1 2008/「説教」より)




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