2008年04月11日 00:54
「うわぁ。黒髪が綺麗だねぇ。ちょっと飲みに行かなぁい?」
あつしが壁に向かってナンパを始めた。
「お兄ちゃん、そこ誰もいないよ。また見えちゃってるよ」
弟のまさしは毎度のことに呆れながら注意する。
「う、うん。そうか。ナムアミダブツ」
あつしは形ばかりの合掌をすると、今生の別れのように激しく名残惜しい顔をして、弟に引きずられていく。
そんな兄を見ながら、俺にも見えたらなあ、と思う、弟まさしであった。
(超-1 2008/「もったいないおばけ」より)
あつしが壁に向かってナンパを始めた。
「お兄ちゃん、そこ誰もいないよ。また見えちゃってるよ」
弟のまさしは毎度のことに呆れながら注意する。
「う、うん。そうか。ナムアミダブツ」
あつしは形ばかりの合掌をすると、今生の別れのように激しく名残惜しい顔をして、弟に引きずられていく。
そんな兄を見ながら、俺にも見えたらなあ、と思う、弟まさしであった。
(超-1 2008/「もったいないおばけ」より)




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